長生寺は天文元年開基という歴史を持つ古刹です。現在ご住職を務める六浦弓丸住職は、浦賀の寺院で育ち、若くして父を亡くしました。
兄から「自由に生きてほしい」と背中を押され留学したハワイで、日常に仏教を取り入れる開教師の姿に出会い、人生観が変わったと語ります。帰国後、長生寺とのご縁をいただき、先代住職夫妻の温かさに惹かれて入寺を決意しました。
六浦住職は、お孫さんと一緒に歌ったり踊ったりする時間をとても大切にされています。「やりたいことを選んでいい」という思いを込めて、次世代を見守るその姿には、伝統を守りながらも新しい自由を尊重する住職の人柄が表れています。
実際、長生寺では「お寺で終活相談会」を開催しました。講師が六浦住職に質問を投げかける形式で進めると、参加者からは「死を迎える心の準備について知りたい」「法名のことを相談したい」といった、これまでより深い内容の質問が寄せられました。
これは、住職やご家族の人柄を記事化したことで、「この住職なら安心して相談できそう」と感じてもらえたからだと思います。
広報と聞くと難しく感じるかもしれません。しかし「人柄を伝える記事」や「ご家族とのエピソード」を一つ形にするだけで、檀家さんや地域の方の心に届きます。そしてそれが「相談してみよう」という行動につながります。
長生寺は、家族が集まって安心して話し合えるお寺です。広報とは特別なことではなく、日常の出来事や想いを伝えることから始まります。
ぜひ一度長生寺に訪れ、六浦住職との対話を通じて心豊かな体験をしてみてはいかがでしょうか?