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【実績寺院紹介】仏教と社会が響き合う場/横浜・本興寺

2025/5/1

このたび、横浜市の本興寺にて日蓮宗本山・浅井貫首の取材を行い、「住職の人柄記事」パンフレットを制作いたしました。

 

本興寺・浅井貫首の人柄記事はこちらです。

https://dialoguetemple.com/keishin-asai/
本興寺パンフレット
この記事は音声ラジオ(Audio Overview)で要約しています(尺:5分41秒)。

注:音声はAIによる自動生成のため、一部読み方に間違いがあります。

本興寺には、以前、檀信徒向けの終活相談会でご縁をいただきました。その際、参加者の多くがご高齢であったことから、次世代にも届くような新たな情報発信として「住職の人柄記事」をご提案しました。

 

お寺の発信は「誰が語るか」がとても重要です。特に若い世代にとっては、説法よりも「住職ってどんな人?」という関心から仏教に触れるきっかけが生まれます。

 

最初、浅井貫首は「お寺が発信する内容は、住職自身が語るべき」と辞退されました。宗門本山の貫首というご立場もあり、重要な情報発信を他者に委ねることへの慎重さは、私たちも十分に理解しているところです。

 

それでも他寺院での実例や、代表・池谷がマスコミ勤務の経験で得た知見から、「第三者の視点だからこそ、伝わりやすいものもあります」とお伝えし、取材をさせていただきました。

 

パンフレットには、仏事に関する「よくある質問」ページを設けました。中でも印象的だったのが、「通夜と葬儀の意味合い」についてのお話です。

 

形式にとらわれるのではなく、「なぜそれが遺族のためになるのか」という核心に触れた説明は、本質的でありながら、あたたかく胸に残るものでした。

 

浅井貫首のインタビューでは、現職の大臣や経済界の要人との広い交友にも触れましたが、それ以上に印象深かったのは、本興寺が「これから何をするか」を見据える姿勢です。

 

社会が大きく変化し、これまでのやり方が通用しづらくなってきた今、寺院もまた、しがらみにとらわれず、「こうあるべき」を問い直す時期に来ているように思います。

 

「人は説得では動かない」。社会運動や経済活動に関わる人々と交流を重ねるなかで、浅井貫首はその本質を深く理解されていると感じました。ビジネスがもつ社会変革の力と、人との共感──それらを仏教の価値観とどう結びつけるか。その実践のひとつの形が、本興寺の空気に表れているのかもしれません。

 

経済も社会運動も、すべては人の営みです。それらが自然とお寺に集い、互いを知り、支え合う。本興寺は、まさにその象徴のようなお寺だと思います。

 

今、何か迷いや課題を抱えておられる方がいれば、一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

日蓮宗本興寺

横浜市泉区上飯田町3624

相鉄いずみの駅よりタクシーで10分

小田急線高座渋谷駅よりタクシーで5分

https://www.honkou-ji.com/

昨年実施した本興寺・終活相談会
終活相談会には53名の方が参加されました。
いつも綺麗に整備されている本興寺・参道
本堂近くの参拝しやすい場所にある本興寺・永代供養墓
日蓮聖人一代記など、本堂では様々な彫刻を拝観できる。
話しやすくて柔らかい人柄の浅井貫首

株式会社唯

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